「捻挫はもう治った」と思っていませんか?見えないケガこそ丁寧に向き合うことが大切です
日常生活やスポーツの中で起こるケガのひとつに「捻挫」があります。特に足首の捻挫はとても多く、歩き方をちょっと間違えただけで発生することもあります。そんな捻挫などの「見えないケガ」は、つい「痛みが軽くなったからもう大丈夫」と自己判断してしまいがちです。しかし、それがのちの「古傷が痛む」状態へとつながることもあるのです。
たとえば、皮ふを包丁などで切ってしまったときのことを思い出してみてください。最初に出血し、やがて傷口が乾いてカサブタができますよね。そしてそのカサブタの下で、皮ふの細胞がゆっくり再生していき、最終的にカサブタが自然に剥がれ落ちて、きれいな皮ふが戻ってきます。
実は、骨・筋肉・腱・靭帯などの「軟部組織(なんぶそしき)」も、これと同じような流れで修復が進んでいきます。目に見えるケガと違い、体の中で起こっているためわかりにくいのですが、組織の修復にはしっかりとした時間が必要です。
捻挫などの軟部組織の損傷は、一般的に修復に3週間前後かかると言われています。しかし、痛みが和らいだのを「もう治った」と勘違いし、治療やリハビリを早めにやめてしまうと、実際には完全に回復していない状態で無理をしてしまうことになります。
その結果どうなるかというと、組織が中途半端な状態で固まり、本来の柔軟性や強さが失われてしまいます。そして数ヶ月後、あるいは数年後に、季節の変わり目や気温の低下によって「古傷が痛む」という慢性的な症状に悩まされることになるのです。
これはまるで、家の壁にひびが入ったのを外から見えないからと放置した結果、雨漏りが起きてしまうようなもの。見えないからこそ、しっかりと修復しておくことが大切なんですね。
当院「あおし整骨院」(新潟県長岡市)では、捻挫や打撲などの軟部組織損傷に対して、初期の炎症を抑える処置はもちろん、その後の組織修復の過程を見越した施術やアドバイスも行っています。
もし過去に捻挫をして、「最近また痛むようになった」「天気が悪いと違和感がある」というような場合、それは体からのサインかもしれません。一度しっかりと検査・施術を受けてみてはいかがでしょうか?
長岡市で整骨院をお探しの方、ケガの再発や慢性化を防ぎたい方は、ぜひ当院へご相談ください。