なぜ施術初期は通院頻度を多くする必要があるのか? 〜急性・慢性どちらの症状でも大切なこと〜

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整骨院での施術を始めたばかりの方から、よくいただく質問があります。

「どのくらいの頻度で通えばいいですか?」

この疑問にお答えするために、今回は「悪くなりたての症状(急性症状)」と「慢性的に続いている症状(慢性症状)」の両方について、施術初期に通院頻度を多くする必要性を、生理学的な観点からわかりやすく解説します。

急性症状(悪くなりたて)の場合

たとえば、ぎっくり腰や捻挫、寝違えなど、突然起こる痛みや不調は「急性症状」と呼ばれます。こうした「悪くなりたて」の時期、体の中では“炎症”という反応が起こっており、それがどんどん拡がっている状態です。

この炎症が広がってしまうと、もともと悪くなかった周囲の組織や筋肉までもがダメージを受け、症状が悪化してしまいます。すると治るまでに時間がかかるだけでなく、慢性化してしまうリスクも高まります。

このような悪循環を防ぐには、「できるだけ早い段階で炎症を抑え込むこと」がとても大切です。そのため、施術開始直後はどうしても通院頻度を多めにする必要があります。

特に炎症期(発症から数日間)は、施術のタイミングや内容によって回復のスピードが大きく変わるため、早期対応が重要です。

慢性症状(長く続いている不調)の場合

一方で、長年続く肩こりや腰痛などの「慢性症状」の場合は、体が悪い状態に慣れてしまっていることが問題となります。

長期間同じ姿勢や動作を繰り返すことにより、筋肉や関節、神経は「この悪い状態が正常なんだ」と誤った認識をしてしまいます。すると、せっかく施術によって正しい位置や動きに戻しても、すぐにまた元の悪い状態へ引き戻してしまうのです。

この“身体の勘違い”を修正するには、短い間隔で繰り返しアプローチする必要があります。定期的かつ頻度高く施術を行うことで、体に「これが本来の正しい状態なんだ」と再認識させ、徐々に正しい状態が安定していきます。

急性でも慢性でも、初期の通院頻度が大切

このように、「悪くなりたて」でも「慢性的に悪い」場合でも、施術開始初期は通院頻度を多くすることが、回復のカギを握っています。

  • 急性症状の方は、炎症の拡がりを最小限に抑え、早期改善と慢性化の予防を。
  • 慢性症状の方は、体に正しい状態を繰り返しインプットして、良い状態を定着させることを目指します。

あおし整骨院では、無理のないスケジュールで通院していただきながら、患者さま一人ひとりの状態に合わせた施術とセルフケアの提案しています。

まとめ

整骨院での施術は、ただ一度きりの治療で終わるものではありません。
「なるべく通院頻度が多いほうがいい」とお伝えするのは、早く楽になっていただくため、そして再発や慢性化を防ぐためなのです。

長岡市で急性症状や慢性的な身体の不調でお困りの方は、ぜひ一度「あおし整骨院」にご相談ください。あなたの状態に合った適切な通院プランと施術で、早期回復をサポートいたします。

あおし整骨院について
-about us-

あおし整骨院は、2008年9月16日から新潟県長岡市で診療しています。筋肉や腱、靭帯、関節の異常が要因となる症状の改善を目指す整骨院です。腰の痛みでは、ぎっくり腰、首の痛みでは寝違え、交通事故のむちうち症、肩の痛みでは、四十肩、五十肩の方が長岡市内外問わず多くご来院されています。院長の山田光伸が一人ひとりの患者様に丁寧なカウンセリングを行い、オーダーメイドの施術を提供します。症状の解消だけでなく、症状が発生するに至った要因までの改善を目指しております。長岡市でぎっくり腰、寝違え、交通事故のむち打ち症などでお困りの方の治るお手伝いができれば幸いです。

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