正しくない姿勢と障害の危険性
正しくない姿勢も障害を引き起こす一つの原因になります。
姿勢が正しくないときは片側だけの非対称性、骨の奇形、異常骨格配列、貧弱な運動機構のどれかが主な原因となっていることが多いです。
多くの日常生生活活動は非対称的で、身体の一部を過度に発達させます。
この不均衡のせいで、重心をとろうとするときに身体が不正な姿勢になります。
このような不均衡が障害の原因になります。
例えば、猫背で頭が前方にきている姿勢(上位交差性症候群)は、首の障害の原因になることがわかっています。
このように不正な姿勢を正さないままにしているために障害が繰り返されたり、慢性化します。
ですから、間違った姿勢を正すための運動なりケアなどを実施する必要があります。
これにより、片側の発達によって生じた好ましくない姿勢による悪影響を最小限に抑えることができ、傷害の予防にもつながります。