痛みに強い人ほど要注意!ケガを悪化させないための「本当の治った」を知ろう|長岡市 あおし整骨院
「まだ痛くないから大丈夫」「少し違和感はあるけれど仕事が忙しいから」
痛みに対する耐性(痛みを感じにくい体質や性格)が高い人ほど、ケガが完全に治る前に通常の生活やスポーツに戻りがちです。その結果、捻挫がいつまでも腫れやすい、腰痛が慢性化する、肉離れを何度も繰り返す…といった事態を招くことも珍しくありません。
痛みに対する耐性とは?
痛みを感じる強さは個人差があります。神経の感受性、運動経験、性格(我慢強さ)などが影響し、同じ足関節捻挫でも「立っていられないほど痛い」という人もいれば「少し腫れているけど歩ける」という人もいます。後者の“痛みに強い人”こそ注意が必要です。
痛みに強い人が陥りやすい思考パターン
- 「この程度なら自然に治る」:放置期間が長いほど組織の瘢痕化が進みます。
- 「忙しいから今は休めない」:治療より仕事を優先した結果、結局長期離脱になる例も。
- 「昔も同じケガで平気だった」:年齢とともに治癒スピードは変わる点を忘れがちです。
「痛みゼロ」だけでは判断できない4つのチェックポイント
- 可動域:左右差や正常範囲を満たしているか
- 筋力:筋力テストで十分な抵抗に耐えられるか
- 腫脹・熱感:視診・触診で炎症が完全に消えているか
- 動作パターン:しゃがむ・跳ぶ・ひねるなど日常/競技動作を再現して違和感がないか
ケガを慢性化させないセルフケアと通院の目安
- RICE処置+早期からの軽い関節運動で血流を促進
- 痛みが10→3以下になったらストレッチと低負荷筋トレを追加
- 機能テストのうち一つでもクリアできなければ専門的に再評価を行う
まとめ
痛みを感じにくいこと自体は悪いわけではありません。ですが「痛みがない=治った」と早合点すると、ケガは簡単に悪化・慢性化します。痛み+機能の両方が完全に戻ったかどうかを確認し、少しでも不安があれば専門家に相談しましょう。