髪の寝ぐせ
朝の目覚めとともに、私の日常はいつも髪の寝ぐせとの戦いから始まります。
これまで、寝起きの髪を整えるためには、頭皮を洗うときのように髪全体を濡らし、その後ドライヤーで乾かす方法に固執していました。
なぜなら、濡らすことで髪が柔らかくなり、セットしやすいと信じていたからです。
しかし、最近、髪を伸ばし始めてから、朝の寝ぐせは日に日にひどくなり、いつしかその作業は私にとって大きな負担となっていました。
そして、一昨日、妻がふと「そんなに全体を濡らさなくても、櫛だけで十分整うんじゃない?」と一言。
正直、半信半疑でしたが、昨日、櫛を買ってきて試しに櫛だけで髪を整えてみることにしました。
すると、本日の朝は驚くべきことに、いつもの濡らしてからの手間がまったく不要で、自然な仕上がりが得られたのです。
これにより、朝の支度にかかる時間も大幅に短縮され、ストレスも軽減されました。
この一件で日々の生活でも「こうしなきゃダメ」という先入観にとらわれていないか、振り返る大切さを学びました。
小さな変化やアドバイスが、新たな可能性を開いてくれることや試すことの大切さや、常に自分の方法を見直す柔軟な姿勢が、毎日の生活をより楽にしてくれるのだと思いました。
年齢とともにどうしても頑固になりがちですが、これからも頭を柔軟に保っていきたいと思います。