身体は柔らかすぎても悪い?関節可動性亢進とは

あなたは、身体が柔らかいほどいいと思っていませんか?しかし、実は柔らかすぎる身体も問題があるのです。この記事では、関節可動性亢進という現象について、一般の方にもわかりやすく解説し、対策法を提案しています。

多くの人が、身体が硬いとなんとなく悪いという認識を持っていますが、身体が柔らかければ柔らかいほどいいというわけではありません。関節には正常な可動範囲があり、その範囲が拡がりすぎると異常を引き起こすことがあります。この状態を「関節可動性亢進」と呼びます。

関節可動性亢進は、関節が必要以上に動きすぎてグラグラする状態で、以下のような症状が現れます。

  1. 関節が可動範囲の最終点以上に可動する
  2. 関節を大きく動かすと痛む
  3. 短時間でも同じような姿勢を続けた際に痛みを感じる
  4. しばらく同じ姿勢でいたあとの動作開始時に痛みを感じる
  5. 背骨であればその関節の間より出る神経の走行に沿って痛みが生じる
  6. 素早い動作がしにくくなる
  7. 力が伝えにくくなる
  8. 踏ん張りが効きにくくなる

関節可動性亢進の原因は様々ですが、主なものに以下のようなものが挙げられます。

  1. ケガなどによる関節包・靭帯などの関節の安定性を保つ組織の過伸張
  2. 筋肉の弱化
  3. 可動性減少・消失関節に対する代償作用
  4. 過剰な柔軟体操・ストレッチ
  5. 関節包・靭帯などの関節の安定性を保つ組織が伸長された姿勢の長時間継続
  6. 妊娠

これらの原因が当てはまる場合は、関節可動亢進の可能性があります。このような状態になってしまうと、関節が動きすぎることでさまざまな悪影響が生じます。

関節可動性亢進に対処するためには、正しい運動療法で関節の安定性を戻してあげることが必要です。例えば、筋力トレーニングやバランスエクササイズが効果的です。これらの運動は、筋肉を強化し、関節の安定性を高めることで、過剰な動きを抑えることができます。

また、関節可動性亢進を放置すると、将来的に変形性関節症にもなりやすくなります。変形性関節症は、関節の軟骨が徐々に摩耗していく病気で、痛みや可動域の制限が起こります。

ストレッチや柔軟体操を行う際は、正常な関節可動域を理解したうえで行いましょう。適切な範囲でストレッチを行うことで、関節可動性亢進を防ぎ、健康な身体を維持することができます。

もし、関節可動性亢進の症状が気になる方がいましたら、専門の整骨院やリハビリセンターに相談しましょう。専門家は、あなたの症状に合った適切な運動療法やストレッチ方法を提案してくれます。

まとめとして、身体の柔軟性は一定の範囲内であれば良いことですが、必要以上に柔らかすぎると問題が生じることがあるため、注意が必要です。関節可動性亢進に悩まされている方は、適切な運動療法やストレッチ方法を取り入れ、身体のバランスを整えましょう。そして、柔軟性を適切に維持し、健康的な生活を送りましょう。

あおし整骨院について
-about us-

あおし整骨院は、2008年9月16日から新潟県長岡市で診療しています。筋肉や腱、靭帯、関節の異常が要因となる症状の改善を目指す整骨院です。腰の痛みでは、ぎっくり腰、首の痛みでは寝違え、交通事故のむちうち症、肩の痛みでは、四十肩、五十肩の方が長岡市内外問わず多くご来院されています。院長の山田光伸が一人ひとりの患者様に丁寧なカウンセリングを行い、オーダーメイドの施術を提供します。症状の解消だけでなく、症状が発生するに至った要因までの改善を目指しております。長岡市でぎっくり腰、寝違え、交通事故のむち打ち症などでお困りの方の治るお手伝いができれば幸いです。

診療案内
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