ケガを改善する際のポイント
ケガや急な痛み(症状)などを改善する際のポイント
皮ふの切り傷の治り方は、
「出血して→カサブタができて→内部で傷んでいる組織が修復されて→カサブタが剥げて→治る」
という経過をたどります。
骨、筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の修復もこれと全く同じ経過をたどります。
一般的に捻挫などの傷口が目に見えないケガは、痛みが軽くなった時点で治ったと思われる方がいます。
ですが実際には、軟部組織の修復は、平均で3週間程度かかり、早期の治療の中断は中途半端な状態での修復完了という結果となります。
また、この状態が季節の変わり目や気温低下などで『古傷が痛む』という状態になってしまいます。
どんな症状でも、改善基準は「症状がなくなった」ということよりも「解剖学的・生理学的に正常な状態に戻った」ということに基準を合わせることが重要です。