内転筋群と腰痛

腰痛は様々な要因によって引き起こされますが、内転筋群の固着・短縮が一つの原因です。内転筋群は骨盤の恥骨と坐骨から始まり、大腿骨の内側に向かう筋肉の集まりで、股関節を安定させて骨盤が過剰に傾くのを防ぐ役割があります。

スポーツ選手やトレーニングを行う方は、内転筋群を鍛えることでパフォーマンスが向上するということをよく聞きのではないでしょうか。

しかし、長時間椅子に座っていると、内転筋群は短縮し、固着することがあります。その状態が続くと筋肉が萎縮し、弱くなります。

骨盤の支持力が失われると、骨盤の歪みや腰周囲の筋膜の癒着が生じ、腰痛が発生します。椅子から立ち上がる際に腰が伸びず痛むという悩みを抱えている方は、この内転筋群の固着が原因であることが多いです。

内転筋群の固着を解消するためには、適切な施術とセルフストレッチが有効です。セルフストレッチとして、いわゆる「伸脚」や四股踏みの格好で行うストレッチが効果的です。

内転筋群の柔軟性が回復することで、座り姿勢が改善しやすくなり、腰痛だけでなく肩こりや首の痛みも軽減することが期待できます。お仕事の合間に、ぜひ、これらのストレッチを試してみてください。

それでは、具体的なストレッチ方法をご紹介します。

  1. 伸脚ストレッチ
  • 床に座り、両足を前に伸ばし、足を開く。
  • 背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと体を前に倒す。
  • できるだけ遠くまで手を伸ばし、15〜30秒間キープ。
  • このストレッチで内転筋群が伸びるのを感じましょう。
  1. 四股踏みストレッチ
  • 床に座り、両足の裏を合わせて膝を開く。
  • 足の裏を押さえつけながら、ゆっくりと胸を前に倒す。
  • できるだけ遠くまで体を倒し、15〜30秒間キープ。
  • このストレッチでも内転筋群が伸びるのを感じてください。

これらのストレッチは、継続して行うことで効果が現れます。また、腰痛の原因は人それぞれ異なるため、内転筋群だけでなく、他の筋肉や関節もチェックし、適切なケアが必要です。

あおし整骨院では、一人ひとりの症状や体調に応じて、適切な施術やアドバイスを提供します。内転筋群の固着や短縮が原因の腰痛の場合、マッサージや運動療法などが選択肢として考えられます。

まとめとして、長時間の座りが内転筋群の固着・短縮を引き起こし、腰痛を誘発することがあります。セルフストレッチや整骨院での適切な施術により、内転筋群の柔軟性を回復させることが腰痛改善につながります。仕事や生活の中で意識してストレッチを行い、健康な体を維持しましょう。

あおし整骨院について
-about us-

あおし整骨院は、2008年9月16日から新潟県長岡市で診療しています。筋肉や腱、靭帯、関節の異常が要因となる症状の改善を目指す整骨院です。腰の痛みでは、ぎっくり腰、首の痛みでは寝違え、交通事故のむちうち症、肩の痛みでは、四十肩、五十肩の方が長岡市内外問わず多くご来院されています。院長の山田光伸が一人ひとりの患者様に丁寧なカウンセリングを行い、オーダーメイドの施術を提供します。症状の解消だけでなく、症状が発生するに至った要因までの改善を目指しております。長岡市でぎっくり腰、寝違え、交通事故のむち打ち症などでお困りの方の治るお手伝いができれば幸いです。

診療案内
-information-

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