アイシングで気をつけること
ごく稀にですが、寒冷刺激に対してアレルギー反応を示す人がいます。
アイシングをすると皮膚にじんましんが発生したりするものです。
じんましんが出たとしても、多くの場合は心配する必要がなく、何度かアイシングを繰り返していうちに慣れてきて症状が軽くなります。
しかし、念のためそのような症状が出た場合には医師と相談し、アイシングの利用を検討した方が望ましいです。
また、これも非常に少数ながら先天的に寒冷刺激に弱い体質の人がいます。
冷やすことによって指先など末梢の血流が過度に減少してチアノーゼ(青黒く変色)を起こし、無感覚やビリビリした痛みをもよおします。
これをレイノー現象といいます。
レイノー現象を代表とする血管攣縮性障害の持病、あるいは既往歴がある人には、アイシングを施すことができません。
このような人は、医師に相談が必要です。
その他、心疾患を持つ人、局所循環障害を持つ人もアイシングは禁忌とされていますので注意が必要です。