マッサージでぎっくり腰が悪化した話
施術は何のために?
ただ、満足感のために施術を受けるのは危険です。
なぜなら、状態をさらに悪化させる可能性があるからです。
当院では、ケガの処置や症状改善のためにマッサージは行なっていません。
ですから、症状が軽快しても、満足感が足りないと思う人もいるようです。
このため、症状の改善では、当院。
マッサージなどの満足感の得られる施術は、別のところで。
という方もたまにいらっしゃいます。
特に悪化を招くような状態でなければいいのですが、そうじゃないときは注意が必要です。
今回は、ぎっくり腰で来院された方でした。
施術後によくなったのでマッサージを受けて再発・・・
そして再来院されてきました。
一度、マッサージ院を訪れたそうですが、良くなったとはいえぎっくり腰になって間もないからということで断られたそうです。
それで、別のマッサージ院では、本当のことを話さずに行なった結果、再度痛くなったということです。
適材適所で施術を行なう
ぎっくり腰のような患部に炎症を起こしていたり、筋肉に傷がついているケガの場合は、マッサージは行なわない方がいいと考えています。
なぜなら、刺激によって傷口を広げてしまう可能性があるからです。
痛みはなくなっても傷口は治っていないことも多いです。
SFのように傷口がみるみる治るなんて方法はありません。
皮膚の切り傷が日毎に治っていくのと同じように時間がかかります。
今回の結果がいい例なのではないでしょうか。
マッサージを行うにしても患部以外のところにとどめた方がいいと思います。
どんな状態の症状なのかによって、必要な処置は違います。
施術にも適材適所というものがあります。
ですから、ただ満足感のためにということで施術を受けるのは危険です。