JRC(関節可動回復矯正法)療法
JRC(関節可動回復矯正法)療法とは
JRC(関節可動回復矯正法)療法は、名の通り位置的な矯正ではなく、関節の可動を回復させることを目的とした矯正法です。
他の矯正法との違い
- 他の矯正法と比較してかなり弱い力で矯正します
- 矯正時の可動範囲が小さい
- 呼吸を利用する
- 関節に対して面圧のかかる力をかけて可動させます
- 位置の矯正ではなく、可動性の回復を目的としている
矯正の頻度
JRC(関節可動回復矯正法)療法の矯正は、通常1週間に一回を目安としています。
関節の状態とおおよその施術期間
単純性関節可動制限
早期のぎっくり腰や寝違えなどが単純性関節可動制限になります。このようなケースは1~3回の矯正で0~3週間で改善することが多いです。炎症に至らないうちや炎症が治まってから来院したケースのなかには、1回で解決するものもあります。
単純性関節炎
長期間(3ヶ月以上)にわたって痛みと可動制限がある関節炎、または痛みの増悪を繰り返している関節炎は単純関節炎に部類します。仙腸関節炎や初期の変形性膝関節症、初期の頚椎症などが単純関節炎になります。このようなケースは月に2~4回の矯正で1~2か月で症状が良好になり、2~3ヶ月で改善がみられることが多いです。
長期型関節炎
自律神経系の症状を併発し、骨変性を伴い関節の可動性が著しく制限されているものや多関節に及ぶ関節炎や可動制限があるものが長期型関節炎になります。このようなケースは、1~2か月間の初期の矯正では自覚的な改善がはっきりとは見られません。2~3か月目で良好な変化が現れて、3~6か月以上の長期の施術が必要なケースが多いです。