肩のインピンジメント症候群
肩のインピンジメント症候群とは
肩のインピンジメント症候群は、腱板ならびに肩峰下包が、肩の動きの中で烏口肩峰アーチに繰り返し衝突して発生したと考えられる病態です。インピンジメントとは”衝突”の意味です。腱板の中でも棘上筋が最も障害されやすく、最終的には腱の断裂に至ります。肩峰の湾曲が強い人、肩峰先端に未癒合の骨化核がある人に起こりやすいともいわれています。
どの年齢層にも起こりうるが、若年層では肩をよく使うスポーツをする者に多い。
肩のインピンジメント症候群の症状
肩のインピンジメント症候群では、下記のような症状が特徴的です。
- 上肢を肩の高さより上で使用した時の運動痛
- 徐々に発症する肩挙上時の疼痛
- ひっかかり感
- 筋力低下やこわばり
- 夜間痛
肩のインピンジメント症候群の施術
肩のインピンジメント症候群の施術は、疼痛を誘発する動作を禁止し、電気治療や温熱治療が行われます。また、肩のインピンジメントを誘発させている筋肉や関節の運動器の改善も筋肉ほぐしや関節調整により行っていきます。